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■食物繊維(ダイエタリー・ファイバー)
今までの栄養学では食物繊維は体内で消化吸収されないので、栄養的な価値は認められていませんでしたが、近年の技術の発達と研究が進むにつれて、第六の栄養素として健康を維持する上で重要な役割を果たしていることが分ってきましたね。
食物繊維には水に溶けない不溶性のもの(セルロースなど)と水に溶ける水溶性のものとがあります。不溶性のものは大腸内で腸壁を刺激して、ぜん動運動を活発にさせる為便秘の解消を促がし、発がん性物質などの腸内有害物質を体外に排出させるので、ひいては大腸がんの予防に役立つことが明らかになっています。
一方、水溶性の食物繊維は、ヌルヌルとした粘性があり保水性が高いのが特徴です。
働きは体内に摂取した糖や脂肪の吸収を緩やかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、インスリンの分泌が無理なく行われ、糖尿病の予防や治療に役立ちます。
また、血液や肝臓のコレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化や心臓病などの予防に優れた効果を発揮します。
食物繊維は、過剰摂取すると下痢の症状を引き起こし、体内に必要なミネラルなどの栄養分まで排泄してしまうので注意が必要ですよ。
食物繊維成人1日あたりの目安摂取量は男性20g、女性18gです。
また、食物繊維をとる場合は、どうしても野菜類ばかりに目が行きますが、野菜に含まれている食物繊維は不溶性のものが殆どで、どうしても水溶性の食物繊維が不足します。
水溶性の食物繊維を多く含んでいるのは、海藻類で、食物繊維をとる場合は野菜と海藻のバランスよく取ることが必要ですよ。
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