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ビタミンB7(ビオチン、ビタミンH)
[化学名]ビオチン [性質]水溶性
ビタミンB7はビタミンB群に分類される水溶性ビタミンの一種で、欠乏症を起こすことが稀なため、単にビオチンと呼ばれることも多い。
1935年、オランダのケーグル(F. Kogl)により卵黄中から発見された。酵母の増殖に必要な因子ビオス (bios) の1成分として研究されたため、この名がついた。
また、古くには、マウスを用いた動物実験において、生卵白の大量投与によって生じる皮膚に炎症を防止する因子として発見されたことから、ビタミンH(Hは皮膚を表すドイツ語Hautから)と呼ばれたこともある。また、生体内において果たす役割から補酵素Rと呼ばれることもある。
ビタミンB7の効能
アトピー性皮膚炎の原因を減少させる
ビオチンがアトピーの原因ともなるヒスタミンの発生を抑えます。また、近年には調整粉乳を飲んでいる乳児のビオチン欠乏がアトピー性皮膚炎の原因と疑われ始め、乳児の摂取推奨量が新たに追加されました。(5μg)
ビタミンB7は肌や髪を健康に保ちます
ビオチンはビタミンHとも呼ばれ、ドイツ語で皮膚をあらわす「Haut」の頭文字をつけられた、まさに肌のビタミンで、肌や髪、爪なども丈夫にします。
ビタミンB7は糖尿病を緩和する
ビオチンが血糖値を正常に保つとういう報告があります。
ビタミンB7は糖質のリサイクルを助けます
ビオチンは、ブドウ糖がエネルギーに変わる時に生じる乳酸を再度ブドウ糖に戻す糖新生を助けます。
ビタミンをサプリメントで摂る場合は、自然に近い物が安心でお奨めです。
ビタミンB7の欠乏症
口唇炎、脂漏性皮膚炎、脱毛、疲労感
白髪、脱毛、湿疹あるいは炎症など皮膚症状
皮膚や粘膜の灰色退色や落屑
結膜炎
筋肉痛
食欲不振
味覚異常
血糖値上昇
不眠
神経障害
ビタミンB7の過剰症
特に確認できず。
摂取時の注意点
・生卵の白身に含まれるアビジン(たんぱく質)がビオチンと結合し、腸でのビオチンの吸収を妨げる為、生卵を毎日大量(10個程度)に食べる方は、ビオチン欠乏の注意が必要です。
・調整粉乳を飲んでいる乳児はビオチンが欠乏しやすく、アトピー性皮膚炎の発症リスクが高いようです。米国の調整粉乳はビオチンが添加されていますが、現在日本ではビオチンは添加物として認められていないのが、原因のようです。
・ビタミンB群は相互的に働くので、Bコンプレックス(B1.B2.B6.B12.ナイアシン.パントテン酸.ビオチン.葉酸)で摂るようにすると効果があがります。
1日当りの摂取目安量
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厚生労働省
推 奨 量
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米国食品医薬品局
推 奨 量
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適正値
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上限値
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適正値
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上限値
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男性
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30μg
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設定なし
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100μg
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設定なし
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女性
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30μg
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設定なし
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100μg
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設定なし
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食品での必要摂取量換算
・たまねぎ 約0.5個(143g)
・いわし 約1尾(125g)
栄養素はできるだけ食品での摂取を心がけましょう。
栄養素をサプリメントなどで摂取する場合は、自然に近いものが安心です。
ただし、ビタミンもミネラルなしでは十分な効果を発揮できません。
まず60種類のミネラルを摂りその上で各種ビタミンをプラスすべきです。
摂取
一日の目安量は、成人で45μg。腸内細菌叢により供給されるため、通常の食生活において欠乏症は発生しない。多く含む食材には酵母、レバー、豆類、卵黄などがある。しかしながら国内で未だ知名度の低いビオチンは、未だ日本食品成分表に掲載されておらず、その摂取基準が曖昧である。ビオチンの利用効率は食品によりかなり異なり、特に、小麦中のビオチンはほとんど利用されない。過剰障害は特に知られていない。
抗生物質の服用により腸内細菌叢に変調をきたすと欠乏症を示すことがある。また、ビオチンは卵白中に含まれる糖蛋白質の一種、アビジンと非常に強く結合し、その吸収が阻害されるため、生卵白の大量摂取によっても欠乏症を生じることがある。この場合のビオチン欠乏症を特に卵白障害と呼ぶ。1日あたり10個以上の生卵を食用し続けると卵白障害に陥る可能性があるとされる。
催奇形性
これまでの動物を用いた多くの研究において、妊娠中ビオチン欠乏状態に陥った母体の胎児に、高い確率で(100%?)奇形が誘発されることが報告されている。その主なものとしては、口蓋裂、小顎症、短肢症などがある。これらの研究は国内のビオチン研究における第一人者である兵庫県立大学渡邊敏明教授らによって進められているが、その詳細なメカニズム等に関してはほとんど明らかにされていない。
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