|
環境汚染という現実
汚染された空気と、多量の農薬使用の危ない土壌で作られた農作物は、私たちの体をむしばみ、かけがえのない健康に深刻な影響を与えていますよね。
こうした土壌で作られた農作物は、家畜にも与えられ、その肉も私たちの食卓に上がっています。
また養殖魚の病気を防ぐための薬剤も大量に使用され、さらにスーパーマーケットで売られる食品には さまざまな防腐剤が添付されています。
昭和三十年代までは、豊富な井戸水を直接のみ、生野菜をそのまま平気で食べていました。
浄水器や空気清浄機などが必要になるなどとは、私も思っていませんでしたよ。
化石燃料の大量使用によって、大気中にはおびただしい窒素酸化物が浮遊し、さらに農薬の使用によって土壌が汚染され、その結果飲料水にもさまざまな化学物質が入り込んでいます。
「水と空気はタダ」当たり前と思っていましたが、私たちは文明の発達の影響でそのツケを支払わせられることになってしまったのですね。
水道水の水源も汚染され、塩素によって消毒されてミネラル・バランスが破壊された状態で、家庭に届きますね。
ようするに、生活排水や工場排水で汚染された川や湖の水は、当然そのままでは飲めません。
身体に害があると思われる不純物を取り除くことになります。
ゴミを取りのぞき、化学物質を除去しなければなりません。
特にヒ素や鉛、カドミウム、六価クロム、水銀などの毒性を持った金属を確実に取りのぞかなければ、飲料水として供給することはできません。
有機物質に対しては、生物処理や塩素処理を施します。
病原菌などの微生物も塩素処理によって殺菌されます。
水源にこれらの毒性を持つ重金属や病原菌が含まれないようにすればいいのですが、安全な水源はどんどん少なくなっていますネ。
塩素は、食塩水を電解して工業的に作られるものです。
空気よりも重く、ほかの元素と化合しやすく、酸化力が強いという特徴があります。
また酸化剤、漂白剤、消毒剤などにも広く使用されています。
処理された水は、一応は飲用可能な水となりますが、塩素によって処理される過程で、ミネラルの一部も取りのぞかれてしまうのです。
美味しさを感じさせてくれるミネラルの含有量のバランスを崩し、さらには塩素臭が清涼感を与えてくれる酸素の味を台なしにしています。
自然のままの土壌や水中には、人体の生理作用に必要なカルシウム、鉄、亜鉛、コバルト、マンガンなどの多くの種類の微量ミネラルが含まれています。
しかし、土壌の中のミネラルは、イオン化されて水に溶けていないと、植物は吸収できないのです。それに対して、微生物にある有機ミネラルの吸収は容易です。
私たちはこれらのミネラルを、植物を通じて体内に吸収してます。
あるいは植物を餌として育った家畜や魚、野生動物を経由して吸収します。
その大切な供給源である水や土壌が汚染されることで、土壌からミネラルを吸収利用する微生物が死滅して、片寄った微生物相になってしまったのですから、ことは重大ですネ。
水は、家庭や工場などを経由して、海に流れ込みます。
その過程で、テンプラ油、洗剤、漂白剤、機械の洗浄剤、添加物など、ありとあらゆる汚染物質と化学物質が混入されて、ふたたび地球上を循環します。
膨大な量の汚染物質が、確実に蓄積されつづけているのです。
それを除去するために、新たな薬品が開発され、さらに別の種類の自然破壊活動を招くといった、果てしない繰り返しが続いています。
|