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カリウム
[元素記号]K [分類]必須構成元素
銀白色の金属。常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (BCC)。比重は、0.86(水より軽い)、融点は摂氏
63.7℃、沸点は摂氏774℃。とても軟らかい金属で、反応性はナトリウムより強い。水、ハロゲン元素と激しく反応する。アルコールとも反応する。高温で水素と反応。
ナトリウムとの合金は、低融点合金として原子炉の冷却剤に使われる。カリウム40
は天然にもごく僅かに存在する放射性同位元素(半減期はおよそ 12.5億年)。
カリウムは人体に不可欠の電解質であり、Kとして約200gほど存在する。主に細胞内に分布している。細胞外液での濃度は3.5〜4.5mol/l程度と非常に小さく保たれている。
筋肉や神経細胞が活動電位は開いたイオンチャネルを介して細胞内から細胞外へと濃度勾配の方向で移動(放出)すること電位差を生ずる(脱分極)。経口摂取される場合は吸収は緩やかであり、全身の細胞で速やかに取り込まれることと、過剰分は腎臓でのK調節機能により排泄されるので、体外濃度は常に低レベルに維持される。一日の所要量は1〜2g/dayとされる。
また、心室内の洞房結節から発生する活動電位に同期して心拍の調節が行われているが、静脈注射等により血中濃度が過剰になると、洞房結節のペースメーキングに変調を生じさせ、致死的な不整脈を引き起こす。(そのため、心停止の目的に使用されることもある)。
1807年、ハンフリー・デービーによって、水酸化カリウム(苛性カリ)を電気分解することにより発見された。この元素は電気分解によって分離された最初の金属であった。デービーはこの元素が草木灰(potash)に多く含まれる事から、ポタシウム(Potassium)と名付けた。potashは、草木を壺(pot)で焼いて灰(ash)とする事から作られた合成語である。
ドイツ語のカリウムという名称は、ラテン語あるいはアラビア語で植物の灰を意味するqali、kalijanに由来する。なお、カリウムの後に発見された元素には語尾にiumを付ける習慣が一般化した。
用途
カリウムの効能
血圧を正常に保ちます
細胞内の余分なナトリウムを排出し血圧を正常に保ち、高血圧などを予防します。
心筋梗塞などを予防します
細胞内のナトリウムのバランスを保ち、心筋の働きを正常に保ちます。
筋肉の収縮を正常に保ちます
細胞の内外におけるナトリウムとのバランス維持作用が、筋肉収縮の神経伝達に関わり、正常に保ちます。
カリウムの欠乏症
・高血圧
・不整脈、筋力低下
カリウムの過剰症
・ 高カリウム血症
・ 胃腸の不調、下痢等
摂取時の注意点
・ カリウムの排出は、ほとんど腎臓に限られているため、腎機能が低下している場合は、カリウムが排出しきれず、体内に蓄積されます。カリウムが、排出されなければ、高カリウム血症を招く危険があり、そうなれば、血圧の低下や心停止もありうるので、過剰摂取は十分に注意が必要です。
1日当りの摂取目安量
厚生労働省
推 奨 量 米国食品医薬品局
推 奨 量
適正値 上限値 適正値 上限値
男性 2000mg 設定なし 2000mg 15000mg
女性 2000mg 設定なし 2000mg 15000mg
食品での必要摂取量換算
・バナナ 約2〜3本
・煮干 約80尾(200g)
栄養素はできるだけ食品での摂取を心がけましょう。
サプリメントなどで摂取する場合は、植物性のものが安心です。
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